現役大学オケ団員によるブログ。クラシック音楽の話題多し。
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一人二役
2012-05-11 Fri 01:52
最近ハマっていることに、ピアノ連弾があります。
昔から、ソロを弾くより連弾の方が好きでした。一台のピアノから、ソロとは違う重厚な音や、いくつもの旋律が出てくるのが、たまらなく魅力的だったのです。
それは今でも変わらず、ソロ曲はほとんど練習しないのに、連弾譜を見つけては次々に練習しています。

ところが、我が家には連弾の相手をしてくれる人がいないんですね。母はピアノ教師の一面を持ち、妹はその母が手塩にかけて育てた存在なのですが、「連弾の相手してー!」と言っても、相手にするそぶりも見せません。
特に、母の「また今度ね」「後でね」「考えとく」という逃げ口上は、何とも私の幼少期から進歩を見せていないなと、逆に感心する程でした。

相手がいない。けれども連弾を弾きたい。
その願いを叶えてくれたのが、家にある電子ピアノでした。録音機能を内蔵したこのピアノは、“自分が弾いた片方のパートを録音し”、“それを流しながらもう片方のパートを自分で弾く”という、疑似連弾を可能にしたのです。
もちろん、録音を相手に弾くわけですから、隣には誰もいませんが…笑

一人連弾とでも名付ければ良いのかもしれませんが、この一人連弾、メリットもあればデメリットもあります。

まずメリットは、なんといっても相手の手が邪魔にならないこと。連弾で一番難しいのは、セカンド(左に座る人)の右手とプリモ(右に座る人)の左手が、いかに邪魔し合わないかという点ですが、この点は全く問題になりません。

デメリットは言うまでもなく、タイミングを合わせづらいこと。特にパウゼから一緒に入る場面は、先に自分で弾いた別のパートの感覚を思い出さなくてはならないので、至難を極めます。
意外とぴったり合ったりして、「おお、さすが自分同士!」なんて思うこともあるのですが笑

最近さらっているのは、ドビュッシーの「小組曲」です。他者の手によるオーケストラ版も有名ですが、原典はピアノ連弾版です。簡潔ながら華美な曲調に惹かれ、4曲目の「バレエ」を中心に練習しています。

実際に弾いてみたものを、ちょっとだけ。









なんとも一人連弾とは奇妙な感覚ですが、これでヒマ潰しができるのだから楽なものですね。そのうち、2台ピアノに挑戦してもいいかもしれません。

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連絡が来ない
2012-05-01 Tue 02:17
就活用語というものがあるらしい、ということは就活をする前から知ってはいましたが、実際就活を始めてみると、嫌でも色んな用語を聞くことになりました。
就活本の類にほとんど手を出さずに12月を迎えた私にとって、「なんだこれ…?」と、意味を理解するのに時間がかかるような用語が飛び交っていたのです。

本当にいろいろあるのですが、とかく、なんでも縮めたがるようです。
“ごうせつ”・“グルメン”・“グルディス”・“リク”・“テスセン”・“リクメン”…。他にも、企業名を縮めたり、アルファベットで呼んでみたり。
いずれも「?」と思った略語でしたが、皆さんは違和感なさそうに使っていました。

さて、代表的な就活用語に“祈られる”があります。企業側からの不採用通知を指す隠語ですが、不採用メールの末尾挨拶における、「○○様の今後の活躍をお祈りしています」といったテンプレートに由来しているようです。
「ウチの件は残念だったけど、他で上手くいけるように頑張って」という意図と取るのが正しいでしょう。この文章は、まざまざと“不採用”を突きつけるものであるとして、就活生の人口に膾炙するところとなっているわけです。

就活を始めたころは、「こういう“お祈りメール”をたくさんもらうんだろうな」と覚悟していましたが、意外な形で裏切られることになりました。
別に、選考を全て通ったというわけではありません。“不採用通知自体が来ない”のです。

そもそもエントリーシートの段階から、不採用通知が来ません。結果的に、エントリーシート(とwebテストの受験)だけで選考を外れた企業は2件でしたが、片方は何も連絡はありませんでした。
その企業に関しては、「何も反応がなかったということは、不採用になったと思うほかない」ということだったのです。

4月の面接が始まると、より“不採用通知のやり方”が鮮明になってきました。面接の最後に「では、○日後までに連絡がなければ、その時は御縁がなかったということで…」という決まり文句を付け加えるようになったのです。
もっとも、そうでありながら、選考を通過するしている時は、その日の夜に電話がかかってきたりしますが。

こうなると、就活生にとっては地獄です。少なくとも、私にとっては苦しい問題でした。
通っているなら大体すぐ連絡が来るが、期限が来るまでは希望を捨て切れない…という、心理に陥るのです。
スパッと「お祈り致します」ならば苦しみは一瞬で済むものを、「来ない…来ない…!」と延々悶々とすることになってしまい、「あぁ、やっぱり来なかった」となってしまうのです。ダメージはずっと大きいように感じます。

このように、連絡そのものをしない(ことで不採用を察する)パターンを、就活用語で“サイレント”だの“黙祷”だのと言うようです。“黙って祈るから黙祷”というのは上手いなと、私は“黙祷”が気に入っているのですが、実際、ほとんどの皆さんは“サイレント”という用語を使っていますね。

私が落ちたところの2/3以上は、この“サイレント方式”でした。希望を捨て切れないというのは、本当に辛い。希望が残るということが、かくも苦しく残酷なことかと骨身に染みる思いでした。
企業の都合なのかと思いましたが、社会の厳しさを教えてもらっているのだと、半ば諦観の中サイレントを甘受することにしました。
もっとも、就活生の多くは、掲示板などに寄せられる通過連絡受信の報告を活用し、「通っている人にはすでに連絡が来ているようだから、連絡の来ない私は落ちたのだろう」と、切られた期限の到来を待たずしてスパッと現実を受け入れ、次に切り替えていったようですが。

就活生が味わう辛苦の中でも、この“サイレントまで待つ時間”を筆頭に挙げる人は多いのではないのでしょうか。
「ハッキリ言われない」「わずかな希望にすがってしまう」ことが、こんなに辛いことだと知ったのは初めてでした。ある意味で貴重な体験だったと、そのうち思い出も美化されるのでしょうが。


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夜も眠れない
2012-04-26 Thu 03:22
今までそんなことはなかったのですが、就活中は、文字通り「夜も眠れない」「食べ物がのどを通らない」ことがありました。恐ろしい体験でした。

これらの現象が起こったのは、いよいよ就活も佳境を迎える4月前後。3月31日深夜は、4月1日の面接解禁を前にして、緊張のあまり眠れませんでした。なんたること、翌日に3つもの面接が控えているのに、ほぼ寝ませんでした。
「いよいよだ…」という気持ちもあったと思いますが、それよりもはるかに、失敗した時の恐怖感が勝っていました。
受けられる企業(いわゆる“持ち駒”です)がなくなったらどうしよう。結局、面接には10数社しか行かないけれど、それでいいのか。そもそも明日はどんなことを訊かれるのか。全部1次で落ちたらどうしよう。

怖いことに、全滅が現実にあり得るのが就活なのです。むしろ4月に募集する大企業については、全滅する方が可能性が高いかもしれません。
「100社受けて全敗」なんて都市伝説めいた噂など、最初は歯牙にもかけなかったのですが、本番が迫って来ると、悪いタイミングで頭を巡り始めます。
「自分も…」と思ってしまうと、もう抜け出せませんでした。

次に眠れなくなったのは、4月の中旬でした。持ち駒が片手で収まるくらいまでに減り、いよいよ先が見えてきたころです。
持ち駒が減ったということは、それだけ全滅に近づいたということです。しかし、ここまで残っている企業があるということは、それなりの位置まで進んできたということでもあるわけです。
ここで、“全滅”と“内定”が頭をちらつき始めました。眠れるわけがありません。

そして4月の頭から、食欲は急激になくなりました。食欲旺盛という自負のある私ですが、体調不良でもないのにここまで食べられないのは初めてでした。思えば、高校受験も大学受験も、ほとんどナーバスになることもありませんでしたし、ここまで精神的にやられたのは初めてだったかもしれません。

これらの不安の大きな原因は、4月に出した企業で全滅に見舞われた場合、その後どうするかをほとんど考えていなかったことでした。10数社ならどこか受かるだろう…という3月中の甘い考えは早々に霧消し、4月の2週目に入るころには余裕はなくなっていました。
“全滅”が現実味を帯びてきた時、それに対抗する術を用意していなかったのです。気を病むのも当然、自業自得でした。

内々定を得た今でこそ、こんな調子で就活を振り返ることができますが、本当に生きた心地がしませんでした。「あなたはうちには要らない」という宣告を、何度も突きつけられるわけですから、「自分を気に入ってくれる企業があるだろう」という希望は、どんどん希薄になっていきます。
そういうわけで、全滅を意識した時の精神状態の荒み方は酷いものでした。1週間前にはのたうち回るような思いをしていたことが、今では信じ難く思えます。本当に辛い日々でした。

今日はバイト帰りで夜更かしですが、上中旬は、眠りたくてもこんな時間まで起きてしまっていました。次にこんな経験をするのはいつなのでしょうか。
…案外近かったりして。

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戻ります。
2012-04-24 Tue 16:25
ずっと放置していてすみませんでした。お久しぶりです。
トップに広告が出るくらいに放置してしまったわけなんですが、これは他ならぬ就職活動の仕業でして。
「内定が出るまで更新しない!」という、何とも怖い自分ルールを作っていたんですね。ヘタしたら1年以上更新されなかったかもしれないのに…。
で、3月末から4月頭そして4月中と、就活のピークを迎えるにあたって、更新を止めていたわけです。

そして、今日。めでたく内々定を頂くことができました。幸いにも希望通りの会社です。最終面接から連絡も来ず、半ば、というより完全に諦めていたのですが、本当に幸運というものはあるものです。
完全に諦めて次のことに切り替わっていただけに、電話が来たときは「一体どこからだ…?」と思ったくらいでした。

ということで、今日から再び更新を再開したいと思います。この半年近くに就活という未知の体験をして、新たに得た見聞が山積みであるだけに、しばらくは、就活中思ったことなどを差し障りのない範囲で書いていきたいと思います。

とりあえず、心配なんかしていないとは思いますが、ご心配をおかけ致しました。あとは卒業するだけです。
幸いにも、卒業に向けての障害は無いに等しいので、残り一年の大学生活を満喫できそうです。

まずはオケに行って、ヴィオラを弾いてこなくては。最近買った弦を慣らさないと。
コレルリ・アリアンスという弦。半年前に一度使って今回で2回目の購入なのですが、これが素晴らしい。しっかり押さえないと音がかすれますが、ずっしりとした音と、圧倒的な振幅を感じます。
大きめで、音を鳴らせるだけの箱を持つぼくの楽器とも好相性。それまでお世話になっていたヤーガーは、すっかりご無沙汰です。

さあ、ガンガン弾くぞー!

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大切にしてきたもの
2012-03-19 Mon 23:08
なんの因果か、こんな時に風邪をひいてしまいました。38.5℃なんて熱を出したのは、実に中学生の時にインフルエンザに罹って以来です。就活あり、先輩の卒団演奏会ありのこの重要な時期に、めったに出さない高熱を出してしまうとは。

さて、自己分析なるものを行っていると、自分が今まで何を信条に生きてきたか、なんてことが浮かび上がってきたりします。そこから「自分が仕事に求めるものは?」とか、「どんな仕事が向いているのか?」を考えることが、就活としては重要らしいのですが、未だはっきりと答えは出てきていません。

では、ぼくが「何を大切にして生きてきたのか」ということを考えてみると、おそらく「人を不快にしないこと」ではないかと思うのです。もっと突き詰めれば、「嫌われないように」生きてきたのでしょう。
それは別に悪いことではないと思うし、これからも信条にしようと思うようなものです。しかしそれは同時に「相手の顔色を伺いながら生きている」ということではないのかな、とも感じています。
物は言いよう、と言ってしまえばそれまでですが、ぼくが大切にしてきたものは、そういう言い方もできるということです。

とても重要なことを大切にして生きているように思うけれど、だからこそ何かを失っているのではないか…。そんなことも思わされるのが、自己分析の楽しいところであり、怖いところです。

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